こんばんは。
今回は電子工作記事ではないのですが、久々にとっても便利なグッズを買って、そしてエライ感動してしまったので紹介します。
ツイッターでも話題になっていた、以下の製品です。
残念。
様々な類似製品が出ているので、同じような使用感だと思いますそちらを試してみて下さい。
例えば、ELECOM社から以下の製品が出ています。
以下の記事は販売されていた当初2017年の記事ですので、ご了承ください。
かなり高価なケーブルですが、いざ使ってみるとスンゴイ便利です。
これ、単なるUSBケーブルではありません。
まずは、以下の動画をご覧ください。
動画の前半ではスマートフォンの接続感です。
後半では、ESP32とSSD1306開発ボードの接続感を見せています。
最後の方では上下逆挿しした接続感を見せています。
どうですか?
ネオジム磁石を使っているせいか、くっ付きが半端ないです。
ピッタリ接続してくれます。
スゴイです。
そして、何よりスゴイのは、コネクタの向きを逆にしてもしっかり充電してくれて、通信もできるんです。
ツイッターやネットで出ている情報を見て、こんなのよくある製品だなぁと思ったんですが、実際使ってみると感動もんです。
私の場合は、スマホの純正アダプターのコネクターをよく破損してしまうんですが、これを使うとそういう心配も無くなりそうです。
動画の後半では、電子工作で良く使う、ESP32関連ボードを使っていますが、これの抜き差しがいままで面倒だったんです。
結構頻繁に抜き差しするので、破損が気になっていました。
でも、これを使うとかなりイイ感じです。
また、コネクター側だけ別売りでも売っていますね。
ただ、2018/03/15現在では Amazon.co.jp で microUSB 用が無いですね。
Lightning用はありました。
コネクターだけでもかなり高価ですが、スマホやその他のデバイス側のコネクターを破損して修理するよりも、初期投資してコネクターを守る方が安いかもしれませんね。
ただ、問題なのは、接触不良による誤動作や、コネクター焼損、機器故障などの問題は未知です。
この辺も踏まえて、ザッとレビューしてみます。
※最後の方で、予想されるトラブルを説明しています。
まずは外箱です。
よくあるUSBケーブル製品で、他とまぎれてしまうと普通のUSBケーブルとしか思えないシンプルさです。
中を開けるとこんな感じで入っています。
ケーブルをまとめるものは、下図の様なゴムタイプのものです。
私個人的にはビヨーンと伸びるので使いやすいと思いました。
では、いよいよ、スマホ等のデバイス側に挿し込むコネクターです。
かなり小さいので落としたり、無くしたりする可能性大ですね。
micro USB 側のコネクターはこんな感じです。
デバイス側コネクターのマグネット側はこんな感じです。
ここにはいろいろ技術が詰まっていそうです。
さてさて、ケーブル側のコネクターマグネットは下図のような感じです。
これを実際にテスターで測ってみました。
すると下図の様に、真ん中の端子が5Vを示していました。
と、いうことは、いろいろトラブルが考えられますね。
(これは最後の方で説明しています。)
ということは、逆挿ししてもOKな謎が分かって来ますね。
外側のマグネットリングがGND(グランド)なので、電源的には逆挿しでもまったく問題無しだということが分かります。
では、データ通信はどうかというと、5V端子の両側にそれぞれ端子が2個づつありますね。
これは、データ線の上りと下りがあるので、中央を基準として、シンメトリーに2つの端子を配置すれば良いってことですね。
そうすれば、データ通信の逆挿しもOKってことだと思われます。
謎が解けました!!
パソコン等に挿すUSB端子側はこんな感じです。
これも上下逆挿し対応USB端子です。
ちゃんと考えられていますね。
※ただし!! ちょっとしたトラブルがありました。後述します。
デバイスに接続すると、下図の様に LEDランプが点灯します。
これは、上下逆でも見えるようになっています。
これもよく考えて作ってあります。
使わない時は下図の様にどこかにマグネットでくっ付けておけます。
デバイス側も軽いものでしたら、下図の様にくっ付けておけます。
なんかコウモリみたいでイイ感じです。
スマホはさすがに無理でした。
パソコンが認識しない場合の解決方法?
早速、パソコンに接続して、スマホとのデータ通信や、Arduino – ESP32 で USBシリアル通信ができるかどうか試してみました。
しかし!
パソコンがデバイスを認識しません。
いろいろ試行錯誤してみたら、下図の様に、パソコン側のUSBを逆に挿したら認識してくれました。
とりあえず、解決かな!?
単なる接触不良かもしれませんが、私の場合はなぜか認識しない面がありました。
パソコン側のUSB端子も上下両対応のはずですが・・・。
解決になっていないかも知れませんが、逆に挿せば認識するかもしれませんので試してみて下さい。
一度認識すると、後は逆に挿そうが何をしようが、全て認識してしまいました。
通信も問題無く正常です。
予想されるトラブル
これはとっても便利で革新的なツールと思いましたが、長く使い続けた場合、いろいろなトラブルが予想されました。
例えば、パソコンにケーブルを挿した状態では、マグネット端子の中央が5Vになって露出しています。
ということは、そこに何か別の金属に接触すると、どうなってしまうのでしょうか?
メーカーの以下のページを見ると、マグネットコネクタの中に基板が入っているようです。
この中に保護回路が入っていれば良いのですが、このページを見ても英語力不足でイマイチ分かりませんでした。
ま、普通のまともな製品ならば保護回路くらいは入っているものですが・・・。
あと、強力なネオジム磁石ということで、長く使っているといろいろな金属ゴミを吸着しそうな気がします。
その状態で接続したらどうなるのでしょうかね?
こればっかりは、長期にわたって使って見て、いろいろなユーザーから情報がくることを待つしかないですね。
こういう新興製品について安全性が気になる方は、目を離したところでは使わないように注意すれば良いかと思います。
家の留守中のスマホバッテリー充電などは、普通のUSBケーブルでも、繋げっ放しは怖いですからね。
まとめ
以上、今回は電子工作ネタから離れた、製品レビューでした。
個人的には、このケーブルは買いだと思います。
何といっても、電子工作で使う micro USB 端子が貧弱で、破損し易い割には頻繁に抜き差しするので、とっても重宝します。
ゴミの付着等による接触不良トラブルも予想されますが、丁寧に使っていれば問題無いかと思います。
いずれにせよ、しばらく使い倒してみたいと思います。
ではまた・・・。
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